低速域で1気筒死ぬ その3
前回、低速域で1気筒死ぬトラブルがショップでキャブ清掃してもらって直った話を書きました。
しかし、これで終わってませんでした・・・
翌々日くらいに、雨の日の朝にエンジンを始動すると、また1気筒(2気筒?)死んだドロドロ音・・・なぜ??
とりあえず、用事は15分くらいの所に行くだけだったのでアクセルあおって何とかたどり着き、翌日から、晴れの日と雨の日でどう違うのか様子見をする日々。
特徴は色々。でもそこからはどうも原因が特定できない。。
・雨の日の方が顕著に出るが、晴れの日も完全に正常ではない。
特にエンジンが温まるまでの間。
・前日や夜中に雨が降った日の翌日が症状が重い気がする。
・ディストリビューターキャップの内側に結露があって、拭き取ると調子が良くなったことがあった。しかし毎回そうではない。
傾向としては、「燃焼状態が悪くて、湿度やエンジン温度の条件が悪いと症状が重くなる」
自分の知識の範囲だと、こういった場合は、キャブが正しくセッティングされている前提なら点火系を疑うのがセオリー。しかしプラグコードはつい最近交換したばかり。どうしたものか・・・
そんなある日、調子悪かったのでデスビキャップの裏側が結露してないかなー?と見てみたら、4つある電極の1つがなんか他の3つと違うことに気づく。
他の3つはローターが触れる部分は削れてキレイな銅色なのに、1つだけは黒っぽくて緑色のサビ?に半ば覆われてる。もしかして接点不良?
旧車乗りでない方が読んでいるかも知れないので説明すると、ビートルみたいな古い車はエンジンの点火のための電気を、ディストリビューター(以下デスビ)という分配器からエンジンの各シリンダー(気筒)に送っています。
ビートルは4気筒なので、デスビから各シリンダーに1本ずつ、計4本のケーブルが伸びているんですが、デスビの中心にはグルグル回るローターという電極が中心にあって、キャップの内側に設けられている4つの電極に接する時に電気が流れる仕組みになってます。
この写真の、黄色いコードが生えている方がキャップ、下側(本体)に付いてる赤い部分がグルグル回るローターです。
このローターが一回転して、0°、90°、180°、270°、の角度の位置にキャップ側に電極があるイメージです。
この4つの電極の一つに緑色のサビが出ていたんですねー
※サビの写真撮ったんですが、後から見たらピントが合ってなかったので無し
とりあえず、手持ちの金ヤスリでサビをガリガリ削ってみたところ、調子が良くなったじゃありませんか。
うーん こんな原因での不具合もあるんだー と思いました。
まぁ、直って良かった。
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