アクセルペダルの動きが渋い
数か月前から、アクセルペダルの動きが渋いと感じることが多くなってきました。
特に気になるのは、発進時に全く踏んでいないところから少しずつ踏み足していく時で、その日の気候(湿度?)にもよるんだけど、調子悪い日は少し引っ掛かりがあるように感じる。
発進時は半クラで微調整するので、動きが渋くて引っ掛かると、踏み足りなくてエンストしそうになったり、逆に踏み込み過ぎて吹かしてしまったりするのね。
スムーズ、スマートな運転を心がけてる僕としては、これがすごくストレス。通勤で毎日乗るので、毎日ストレス。何とかしたい。
納車時はスムーズだったから、普通に考えるとエンジンルームにつながるアクセルワイヤーや、エンジンルーム内のリンク機構のグリス切れを疑うんだけど、関係しそうな所を手で動かしてみても固いところはなくて、原因箇所を特定できない・・・
(上の写真)真ん中の赤丸部分のステーにアクセルワイヤーが繋がっていて、これが引っぱられることで、リンクロッド(左右に長い錆びてる棒)を介して左右の赤丸のロッドが下に押し下げられて、左右にあるキャブレターのスロットルが開く仕組み
困ったときのショップ頼みで、メカの方に相談してみたところ、アクセルワイヤーを戻すスプリングの力を少し弱める方向で調整してみてはどうか?とのアドバイス。
踏んだアクセルを戻す仕組みはすごく原始的で、アクセルワイヤーがリンクロッドを介して引っ張ったキャブ側のスプリングが縮む力に頼っている。
僕のビートルはWEBERのツインキャブ(34 ICT)にしているので、リンクロッドを介して左右のキャブをそれぞれ動かしているんだけど、左右それぞれにスプリングがあるので片方だけ少し弱めてみては?ということで試してみました。
両方のスプリングを交換してしまうと、弱くなり過ぎてアクセルが戻らず踏みっぱなしになる、という恐ろしいことになりそうってことですね(笑)
これまでスプリングの規格ってあまり気にしたこと無かったけど、
線径 :スプリングを構成している鋼線の太さ
外径 :スプリングの幅
長さ :スプリングの長さ
の3要素みたい。
線径が太くなると、スプリングは固くなる
→ 鋼線が太いと固くなるのは感覚的に分かりますよね
外径が大きくなると、スプリングは柔らかくなる
→ 外径が大きいということは、より長い鋼線でできている
つまり伸びる余地が大きいので柔らかくなる
長さが長くなると、スプリングは伸びるMAX量が増える
→ 長いということは、より長い鋼線でできている
つまり伸びる余地が大きいので柔らかくなる
※これはもしかしたら間違ってるかも?
で、工具金物店HODAKAにビートルで乗り付け、スプリングを外して店内のスプリングコーナーで見比べて物色・・・難しいな。キャブに付いていたスプリングと見比べてみるも、日本とは規格が違うのか、同じ線径に見えるものが無い。
線径と外径は同じで、長さが少しだけ長いものを・・・とか思ってたんですが、カンでちょうど良いものを引き当てる必要がありそうです。
選んだのはこの2つ。黒いのはもともと付いてたやつ。
※端が少し伸びてるのは、弱くしようと試みたため
2つとも200円程度。これくらいなら失敗しても怖くない。
長い方は、元のより線径が太くて外径が小さい点で固い要素があるが、長さが長いことで少しだけ柔らかいくらいか?
パッケージには最大荷重1.7kg 最大延び長さ66mmと記載。
短い方は、線径は太いが、外径が大分太くて全長はほぼ同じということで、さらに柔らかいはず。
パッケージには最大荷重1kg 最大延び長さ85mmと記載。
ちなみに元のスプリングの線径は、見比べた感じ 0.7mm ~ 0.8mm の中間くらいっぽい。
まずは長い方と付け替えてみる。
見た目はいい感じ。
あとは反発力だけど・・・付け替える前と全くフィーリングが変わらない。
残念。。。 もう少し柔らかくないといけなかったか。
次は短い方と付け替え。
おお、アクセルペダルがハッキリと軽い! そして、引っ掛かり感もほとんど無い!
それでいて、アクセル放せばちゃんと元の位置まで戻ってくる。
運よくちょうど良い固さのものを選べたようです。
やって良かった。アクセル操作がすごく快適になりました。
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