ヒーター吹き出し口が完全に閉まらない

 

 

 

 

 

ビートル購入直後から冬の度に感じていることだけど、どうもヒーターの温風が弱い気がする。

 

 

ビートルは日本より寒いドイツの車だから、日本の中でも大して寒くない愛知県在住の僕が「ヒーターがイマイチだなぁ」なんて思うことは無いと思うんだけどなぁ

 

 

ビートルのヒーターの熱源も現代車と同じく当然エンジンなんだけど(電気自動車は違うけど)、車体後方にあるエンジンで発生した熱で温めた風を、下図のように3か所(左右で計6ヵ所:後部座席足元、前座席足元、フロントガラスデフロスター)の温風吹き出し口から車内に供給しています。

 

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ヒーター温風通り道

 

 

この温風はエンジン冷却ファンで起こされた風を使っているので、風量はエンジンの回転数に依存します。つまり、寒いからといって風量スイッチで風量を増やしたりはできないのです。

 

 

真冬に乗る時、乗り出して15分くらい経過するまでは全く温かいと感じません。車内なので風こそ吹かないものの、完全に外に居る感覚なんです。手袋必須です。

 

 

通勤時は、子供を保育園に送る短い時間以外は、基本的に一人なので、運転席と助手席の足元から沢山温風が出てきて欲しいわけです。

そのためには後部座席の吹き出し口を閉じて、フロント側に回る温風を増やす必要があります。

温風の総量は変えられないので、吹き出し口を減らすと他の吹き出し口から出る量が増えるってことですね。

 

 

後部座席の足元にある吹き出し口は、こんなカンジ。

茶色いのが風をせき止めるバタフライバルブ。

僕が手で押して閉めた後なので、あまり隙間なく閉まってる状態ですね。

 

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後部座席の吹き出し口の開閉は運転席横のレバーで行うんですが、レバーを全開←→全閉して吹き出し口の動きを見ると・・・うわー微妙。。。

 

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ワイヤーの遊びが大きくて、完全に閉まってないですね。というかこんなに隙間があっては、温風ダダ洩れなのでは?

 

 

ということで、ワイヤーの遊びを調節します。

 

 

バタフライバルブのすぐ隣に、ワイヤーの長さ調節用の・・部品??があるので、ネジを緩めてワイヤーの長さを調整して締めなおすだけです。簡単。

 

 

・・・その部品の写真撮るの忘れてました。。。 先の動画に写ってます。バタフライバルブから、筒の外側にワイヤーがつながってますが、筒のすぐ外にあるネジが2つ付いた部品です。このネジを緩めて調整します。

 

 

 

 

 

調整完了後のバタフライバルブの動きがコチラ。

 

 

youtu.be

 

 

 

 

これで後部座席から漏れていた温風をフロント側に導くことができるようになりました。

 

 

なったはずなんですが、温かくなった気があまりしないなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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