低速域で1気筒死ぬ その1
先日、職場から自宅に向かって高速道路を走っている途中で、何か違和感を感じました。たまに1気筒失火しているような、そんな感覚。
高速を降りて信号で止まると、やっぱり1気筒死んでいる感じ。えーー マジかよぉ と思いつつ、もう深夜だったのでとりあえず自宅まで自走して駐車場へ。機械式駐車場なので、もし明日エンジンがかからなかったら面倒だなーと思いつつ。。
ちなみに完全に死んでいるのではなくて、アクセルをある程度開けると燃焼するようで、わざとアクセルをガバっと開けることで自走できるんですね。停止からの発進がクラッチ痛みそうですが。
一晩たって、恐る恐るエンジンかけてみると、幸いアクセルを大きく踏むことで始動は可能、アイドリングではやっぱり1気筒、いや2気筒?死んでる。
エンジンのシリンダーヘッド付近を手で触ってみると、車両後方から見て右側は熱くなってるけど、左側は冷たい。どうやら左側の、多分2気筒とも燃焼してないようだ。
僕のビートルはWEBERのツインキャブにしてるんですが、左側のキャブから左側の2気筒に混合気を送るようになっています。この左側2気筒が燃焼していない、しかもそれはアクセル開度が少ない時だけとなると、左側キャブのスロージェットあたりが詰まりでもしたのかな??
キャブの清掃くらいなら自分でやってみたいところなんですが、今は仕事が忙しくて平日に全然時間を取ることができない。。
それに、キャブ清掃で直らなかった場合、トライ&エラーになってしまいそうなのでちょっと困る。点火系は少し前にプラグとプラグコードを交換・調整しているから部品の劣化ってこともないだろうし。
結局、ショップにお任せすることにしました。
ドナドナ~~
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長距離ドライブで退屈しないように
先日、家の方の車で片道2時間の旅路の間、退屈になった子供たちにスマホでAmazonPrimeVideoのポケモンを再生して「音声だけ」でお届けしました。
ウチの車には、スマホの画面を写すための手段が無いので。。
子供たちはそんなに不満を言うこともなく、この声はカスミだとか、この声は今のポケモンと違う、とか言いながら家に着いたんだけど……ちょっと不憫に思えてきて、家に帰ったあとでタブレットホルダーを調べ、購入。
運転席と助手席のヘッドレストに、バーを渡すタイプのもの。
家の方の車は、今後はこれで大丈夫。
で、思いついたんですが、これビートルにも使えるはず。
僕のビートルの運転席、助手席のシートは、純正のものではなくレカロのセミバケットシートに換えてるので、ヘッドレストが現代の車と同じように別体式になっていて、このタイプのタブレットホルダーが使えるんです。
ビートルのシートは低年式のヘッドレストなしのものでも、高年式のヘッドレストありのものでも、シートと一体型なのでタブレットホルダーは使えません。なので、今回のネタはホントはビートル向けブログじゃないんですけどね。
まぁそもそも、安全性の低いビートルで子供乗せて長距離は走りませんけど。。
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アクセルペダルの動きが渋い
数か月前から、アクセルペダルの動きが渋いと感じることが多くなってきました。
特に気になるのは、発進時に全く踏んでいないところから少しずつ踏み足していく時で、その日の気候(湿度?)にもよるんだけど、調子悪い日は少し引っ掛かりがあるように感じる。
発進時は半クラで微調整するので、動きが渋くて引っ掛かると、踏み足りなくてエンストしそうになったり、逆に踏み込み過ぎて吹かしてしまったりするのね。
スムーズ、スマートな運転を心がけてる僕としては、これがすごくストレス。通勤で毎日乗るので、毎日ストレス。何とかしたい。
納車時はスムーズだったから、普通に考えるとエンジンルームにつながるアクセルワイヤーや、エンジンルーム内のリンク機構のグリス切れを疑うんだけど、関係しそうな所を手で動かしてみても固いところはなくて、原因箇所を特定できない・・・
(上の写真)真ん中の赤丸部分のステーにアクセルワイヤーが繋がっていて、これが引っぱられることで、リンクロッド(左右に長い錆びてる棒)を介して左右の赤丸のロッドが下に押し下げられて、左右にあるキャブレターのスロットルが開く仕組み
困ったときのショップ頼みで、メカの方に相談してみたところ、アクセルワイヤーを戻すスプリングの力を少し弱める方向で調整してみてはどうか?とのアドバイス。
踏んだアクセルを戻す仕組みはすごく原始的で、アクセルワイヤーがリンクロッドを介して引っ張ったキャブ側のスプリングが縮む力に頼っている。
僕のビートルはWEBERのツインキャブ(34 ICT)にしているので、リンクロッドを介して左右のキャブをそれぞれ動かしているんだけど、左右それぞれにスプリングがあるので片方だけ少し弱めてみては?ということで試してみました。
両方のスプリングを交換してしまうと、弱くなり過ぎてアクセルが戻らず踏みっぱなしになる、という恐ろしいことになりそうってことですね(笑)
これまでスプリングの規格ってあまり気にしたこと無かったけど、
線径 :スプリングを構成している鋼線の太さ
外径 :スプリングの幅
長さ :スプリングの長さ
の3要素みたい。
線径が太くなると、スプリングは固くなる
→ 鋼線が太いと固くなるのは感覚的に分かりますよね
外径が大きくなると、スプリングは柔らかくなる
→ 外径が大きいということは、より長い鋼線でできている
つまり伸びる余地が大きいので柔らかくなる
長さが長くなると、スプリングは伸びるMAX量が増える
→ 長いということは、より長い鋼線でできている
つまり伸びる余地が大きいので柔らかくなる
※これはもしかしたら間違ってるかも?
で、工具金物店HODAKAにビートルで乗り付け、スプリングを外して店内のスプリングコーナーで見比べて物色・・・難しいな。キャブに付いていたスプリングと見比べてみるも、日本とは規格が違うのか、同じ線径に見えるものが無い。
線径と外径は同じで、長さが少しだけ長いものを・・・とか思ってたんですが、カンでちょうど良いものを引き当てる必要がありそうです。
選んだのはこの2つ。黒いのはもともと付いてたやつ。
※端が少し伸びてるのは、弱くしようと試みたため
2つとも200円程度。これくらいなら失敗しても怖くない。
長い方は、元のより線径が太くて外径が小さい点で固い要素があるが、長さが長いことで少しだけ柔らかいくらいか?
パッケージには最大荷重1.7kg 最大延び長さ66mmと記載。
短い方は、線径は太いが、外径が大分太くて全長はほぼ同じということで、さらに柔らかいはず。
パッケージには最大荷重1kg 最大延び長さ85mmと記載。
ちなみに元のスプリングの線径は、見比べた感じ 0.7mm ~ 0.8mm の中間くらいっぽい。
まずは長い方と付け替えてみる。
見た目はいい感じ。
あとは反発力だけど・・・付け替える前と全くフィーリングが変わらない。
残念。。。 もう少し柔らかくないといけなかったか。
次は短い方と付け替え。
おお、アクセルペダルがハッキリと軽い! そして、引っ掛かり感もほとんど無い!
それでいて、アクセル放せばちゃんと元の位置まで戻ってくる。
運よくちょうど良い固さのものを選べたようです。
やって良かった。アクセル操作がすごく快適になりました。
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フロントガラスからの雨漏り その2
以前に書きましたが、少し前から雨の日にフロントガラスの合わせ目から雨漏りするようになりました。
この雨漏りをどのように直すのが正解なのか分からないままですが、とりあえず困るので、テキトーなコーキング材で防水処理してみることにしました。
やることは、雨水が侵入してきていそうな箇所を単純にホームセンターで売ってるコーキング材で埋めるだけ。
使うコーキング材はこれにしました。
Amazon | ボンド バスボンドQ クリヤー 50ml #04888 | 接着剤 | 産業・研究開発用品 通販
正直、自動車用としてこれが適切どうかよく分からないんですが、買いに行ったホームセンターにあった中でクリヤー色がこれしか無かったので。。
後からよく見たら、これ対候性のこととか、屋外で使える とか全然書いてなかった・・・ま、ダメになったらやり直せばいっか。
さて、作業なんですが、この手の作業は過去一度もやったことがない。Webでやり方調べて実行!
まず最初に、コーキング材を充填する箇所の脱脂。
パーツクリーナーしか持ってなかったから、もしかしたらゴムが白くなってしまうかな?と思いながら吹いてみたけど、白くなったりはしなかった。
次は、マスキングテープで目張り。
曲線のラインが難しい・・・!!
いよいよコーキング材の充填。
後でヘラでならすから、テキトーににゅ~~っと。
コーキング材に付属のヘラで、隙間にコーキング材を埋め込む&形を整える。
端っこが、イマイチうまくいかないが。。
マスキングテープを剥がす。
思ったより、キレイな仕上がりにはなってない・・・ま、素人なのでしょうがないか。
完全に乾燥・硬化したら透明になると思ってたら、大して変わらなかった(笑)
下の写真は翌日のもの。少しだけ白っぽさが減ったかな?
後日、雨の日。
走り出して30分ほど経ったけど、漏れない!! \(^o^)/
・・・と、思ってたら、この後さらに20分ほど走ったら、すこーし漏れてきた(ToT)
なんだよー 完全に直ってないじゃん。。もっと広い範囲をコーキングしないといけなかったのか?
また今度、コーキングの範囲を延長してみるかぁー
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ヒーター吹き出し口が完全に閉まらない
ビートル購入直後から冬の度に感じていることだけど、どうもヒーターの温風が弱い気がする。
ビートルは日本より寒いドイツの車だから、日本の中でも大して寒くない愛知県在住の僕が「ヒーターがイマイチだなぁ」なんて思うことは無いと思うんだけどなぁ
ビートルのヒーターの熱源も現代車と同じく当然エンジンなんだけど(電気自動車は違うけど)、車体後方にあるエンジンで発生した熱で温めた風を、下図のように3か所(左右で計6ヵ所:後部座席足元、前座席足元、フロントガラスデフロスター)の温風吹き出し口から車内に供給しています。
この温風はエンジン冷却ファンで起こされた風を使っているので、風量はエンジンの回転数に依存します。つまり、寒いからといって風量スイッチで風量を増やしたりはできないのです。
真冬に乗る時、乗り出して15分くらい経過するまでは全く温かいと感じません。車内なので風こそ吹かないものの、完全に外に居る感覚なんです。手袋必須です。
通勤時は、子供を保育園に送る短い時間以外は、基本的に一人なので、運転席と助手席の足元から沢山温風が出てきて欲しいわけです。
そのためには後部座席の吹き出し口を閉じて、フロント側に回る温風を増やす必要があります。
温風の総量は変えられないので、吹き出し口を減らすと他の吹き出し口から出る量が増えるってことですね。
後部座席の足元にある吹き出し口は、こんなカンジ。
茶色いのが風をせき止めるバタフライバルブ。
僕が手で押して閉めた後なので、あまり隙間なく閉まってる状態ですね。
後部座席の吹き出し口の開閉は運転席横のレバーで行うんですが、レバーを全開←→全閉して吹き出し口の動きを見ると・・・うわー微妙。。。
ワイヤーの遊びが大きくて、完全に閉まってないですね。というかこんなに隙間があっては、温風ダダ洩れなのでは?
ということで、ワイヤーの遊びを調節します。
バタフライバルブのすぐ隣に、ワイヤーの長さ調節用の・・部品??があるので、ネジを緩めてワイヤーの長さを調整して締めなおすだけです。簡単。
・・・その部品の写真撮るの忘れてました。。。 先の動画に写ってます。バタフライバルブから、筒の外側にワイヤーがつながってますが、筒のすぐ外にあるネジが2つ付いた部品です。このネジを緩めて調整します。
調整完了後のバタフライバルブの動きがコチラ。
これで後部座席から漏れていた温風をフロント側に導くことができるようになりました。
なったはずなんですが、温かくなった気があまりしないなぁ・・・
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空冷vwの整備に役立つ書籍
空冷ビートルを個人が整備するための教科書的なものとしては、日本では2つの本が有名なようです。
一つは、
VOLKSWAGEN BEETLE & KARMANN GHIA メンテナンス&リペア・マニュアル(ヘインズ日本語版)
もう一つは、
トミー毛塚のVWハンドブック
ヘインズ マニュアルは、いわゆるサービスマニュアル(整備書)のような内容になっていて、日常的な簡単なメンテナンスから、エンジンやミッションのオーバーホールといった重整備までカバーされている内容になっています。
VWハンドブックの方は、中身を見たことが無いのでよく知りませんが、個人が日常的に行える点検や、トラブルの診断・解決の方法といった内容がメインのようです。
僕は知りたいことが全て書いてあるサービスマニュアル的なものが好きなので、ヘインズ マニュアルの存在を知った時から欲しかったんですが、偶然書店で見かけたとき、1万円を超える値が付いていて、迷った結果買いませんでした。
その後、Webで調べると1万3千円とかで売られていて、買っとけば良かったと後悔したりしたんですが。
先日、とある空冷vw関連のYouTuberの方が、このヘインズ マニュアルの新品がフラットフォー(日本の空冷vwオーナーなら誰もが知っている超有名なショップ)で通常価格で販売されていると教えてくれて、即買いしました。税抜\5,700。定価だと安い!
どうやら最近再版されたみたいですね。
内容は、とても詳しく書かれていて、これが\5,700は安い。
もはや、完全にサービスマニュアル。
まぁ、マンション住まいでなかなか整備スペースが確保できない僕には、これをフル活用することができないんですけどね。。。
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ドアのキーの開け閉めが固い(ドアロック機構の取り外し方)
先日、運転席側のドアロック機構のスプリングが折れてドアが閉まらなくなり、ショップでスプリング交換してもらいました。
ショップで修理してもらっている様子をじーっ と見させてもらったので、なんとか自分でもできそうだ、という気になれました。
前から、助手席側のカギを開けるのがかなり固くて、たまに「(多分42年間使われている)キーが曲がってしまわないかな??」と心配になることがあったので、この機に自分で清掃してみることにしました。
まずはドアパネルを外します。
外し方は、冒頭にある「ドアが閉まらない(ドアパネルの外し方)」に書いたので省略。
次にアウタードアハンドル(取っ手)を外します。
ドアの再度にあるネジ1本だけで留まってます。
窓ガラスのレールフレームを外します。
これもネジ1本。
ちなみに、外す時は良いけど取り付けの時にうまく位置が決まらず手こずった。
ドアロックユニットをドアから外すんですが、その前に、インナードアハンドル(車内側のレバー)をドアから外して動かせるようにしておきます。
ドアロックユニットからロッドで繋がっているので、ここを外しておかないとドアロックユニットが外しにくいので。
ボルト2本を外すだけです。
ドアロックユニットをドアに固定しているネジ3本を外します。
外れたドアロックユニットと、インナードアハンドルをつないでいるロッドを外します。
説明しにくいですが、ロッドは板バネみたいな金具で固定されているので、手でグニっとやって外します。
やっと外れました。
ホコリを吸着したグリスがベタベタして汚い・・・
ちなみにユニットをドアの穴から取り出すのは、傾けたり捻ったり、ちょっと知恵の輪的な工夫が必要になりますね。
清掃後。
ブレーキクリーナーでキレイにして、適当にスプレーグリスを吹いておきました。
取り付けは逆の手順でやるだけなので省略。
作業の完了後は、カギの開け閉めが見違えるように軽くなりました♪
あ、忘れてましたが、車内からドアロックを開け閉めする時につまむロックボタン(?)を外さないとドアロックユニットが外れないんですが、実はロックボタンはネジになっていて、回すと外れます。
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